一生の思い出となる成人式。晴れの日に華を添えようと、早い段階から振袖を選び始める方が増えています。

最近では、成人式の2年前から準備を始め、1年半～1年前くらいに振袖を選ぶのが一般的。しかし、決めるのはもっと後でも問題ありません。

「忙しくて気づいたら成人式まで1年切っていた」「スーツにしようと思っていたものの、直前でやっぱり振袖が着たくなった」という方も安心してください。

成人式の直前の12月でも振袖の展示会をしている専門店も多いです。成人式直前だからといって、振袖の着用を諦めなくても大丈夫です。

成人式直前で振袖を予約する際の注意点

成人式直前でも振袖の予約は可能です。しかし、トレンド感のあるもの、人気の柄は早いうちから予約が埋まってしまいがち。直前では、選べる柄が限られる可能性があります。

また、振袖のサイズは洋服に比べて幅広く対応可能ですが、「身長が大きい」「小柄で華奢」など、体型に特徴がある方は早めに探しておいたほうが良いでしょう。

成人式直前で振袖レンタルもしくは購入できたとしても、美容室の予約が取れずに着付けやヘアメイクができないケースも少なくありません。

家族が着付けをできる場合は特に問題ありませんが、プロに着付けを依頼する場合は、美容院などの予約が取れるか早めに確認しておきましょう。

美容院の予約は成人式の半年以上前までにしておくと安心です。

振袖の仕立てには2～4ヶ月かかる

仕立て上がりを振袖レンタルしたり購入したりする場合は、気に入ったものが見つかった時点ですぐに着られることもあります。

しかし、自分にぴったりなサイズに仕立ててもらうオーダーの場合は、振袖の注文から手元に届くまでに2～4ヶ月ほどかかるのが一般的。

さらに、成人式直前だったり、人気のブランドやショップだったりすると、オーダーが混みあっていて半年以上の時間が必要になる可能性もあります。

オーダーメイドで振袖を購入したりオーダーレンタルしたりすることを考えているなら、注文から納品までの期間に注意しましょう。

成人式直前で振袖を予約する方はもちろん、時間的余裕をもって振袖探しを始める方も、振袖選びを後悔しないために次のポイントを押さえて振袖を選びましょう。

着たい振袖の色や柄をイメージしておく

成人式で振袖を着ると決めたら、どんな振袖が着たいのかイメージしましょう。時間に余裕があればカタログやWebサイトなどでいろいろな振袖の柄を見て情報収集することができます。

しかし、成人式直前の振袖選びでは、時間をかけられないことも多いのが事実。気に入ったものができるだけ早く見つけられるよう、どんな振袖が着たいのか事前にイメージしておきましょう。

できれば試着をして選ぶ

好きな柄と似合う柄が異なる可能性もあります。洋服と違い、帯や小物との合わせ方でイメージがガラッと変わることもあるため、焦っているからといって、振袖の柄だけを見て決めるのはできるだけ避けたほうがよいでしょう。

自分に似合う振袖を選ぶためには、試着して決めることが大切です。

振袖に合わせた小物選びも抜かりなく！

半襦袢やコーリンベルトのように振袖を着てしまえばまったく見えないものから、帯や帯締め、帯揚げのように着こなしのポイントになるもの、半衿や長襦袢のように差し色として使えるものまで和装小物は様々。

きれいに着こなせるよう、草履やバック、ショールなども含め、トータルコーディネートをしましょう。

成人式直前で急いでいる際は、気に入った振袖にマッチする小物をプロに選んでもらうと安心です。

プロのアドバイスも参考にする

一生の想い出になるからこそ、自分に似合う振袖を着たいものです。自分好みの振袖を選ぶことも大切ですが、プロのアドバイスを参考にすると後悔がないでしょう。

特に、トレンドを押さえた着こなしや、振袖にマッチする小物の合わせ方などは、プロのアドバイスが最も参考になります。希望やイメージを伝えつつ、楽しく振袖選びをしてください。

品ぞろえの豊富な専門店で手配する

成人式直前でも、できるだけたくさんの種類の中から振袖を選びたい場合は、レンタルも販売も取り扱っていたり、複数店舗をもっていたりするような品ぞろえ豊富な専門店で手配するのがベストです。

オーダーが間に合わなかったり、気に入った柄がレンタルショップになったりしても、既製品の販売なら在庫がある可能性もあります。選択肢を広げて、お気に入りの一枚を見つけましょう。

成人式のように早いうちから日時が決まっているイベントでは、美容院の予約も早めに埋まりがちです。

振袖は手配できても、美容院が予約できなかったり、予約できたとしても希望の時間が空いていなかったりする可能性があるので注意しましょう。

また、成人式当日の着付けをしてくれるショップで振袖を手配したり、着付けができる家族にお願いしたりするのも選択肢のひとつです。